青春に恋焦がれて。

週刊少年ジャンプ中心に漫画が大好きなオタクです。2015年夏ごろから急にジャニーズJr.にもはまり、現在は二足の草鞋でオタク街道を駆け抜けています。

二次元オタクのジャニーズJr.入門 前編


三次元には興味のない二次元オタクとして23年間生きてきた私が、ジャニーズJr.にハマり周囲を驚かせてから早半年…
当初は自分自身でも何が起こってるのか信じられなかったけれど、さすがにもうジャニオタの自分にも慣れ始め、最近は主にジャンプ漫画とジャニーズJr.という2つのJに翻弄されながらの毎日を送っております。

もう日常になってしまったため今更語ることではないのですが、周囲によく聞かれる「なぜジャニーズJr.にハマったのか」について語りたいと思います。
特別な理由があるわけでもないのですが、自分が後で見返してあーそうだったなぁと懐かしむために書きます。

ではまず間接的な要因について、自分で勝手に考察していきます。


理由その① 

少年という存在が好きだから。

この時点でお分かりかと思いますが、私はいわゆるショタコンです。大人になる一歩手前の、線が細く中性的な雰囲気を持つ少年という存在が好きです。見た目によっても差があるのですが、14〜17歳くらいが一番好きかもしれません。
なぜ好きなのかと言われると特に理由はないのですが、少年を見ると胸の奥に何か熱いものが込み上げますね。そう言うとショタコンではない人間には大抵引かれます。強く生きたいです。
元々は、中3のときに地球へ…のアニメでシロエに萌えを感じたのがきっかけでショタコンになり、その後はずっと二次元の美少年に萌えていました。(まるマのヴォルフラム、テガミバチのザジ、種運命のシン、ポーの一族のアランなど…)
三次元の少年にも目を向けるようになったきっかけはその②で語ります。


理由その②

西洋の美少年を見て三次元の垣根を越えられたから。

上記でも触れたように、私は二次元の美少年は好きでしたが、三次元には注目していませんでした。というよりも、私は三次元の人間を認めないことに意固地になっていました。
反抗期ということでしょうか、三次元の人をカッコ良いとか好きとか思ったら負けだと思い、三次元には興味を持たないように中高時代を過ごしました。

少し大人になったのもあり、三次元が少しだけ認められるようになった大学2年生の頃、私は携帯をスマホに替えました。
スマホだとガラケーより画像が保存しやすいんですよね。ツイッターで西洋の美少年画像botを見つけてしまい、気がつくと西洋の美少年画像を集めるようになっていました。
金髪の西洋の美少年は萩尾望都の世界の美少年のようで、現実味がなく本当に美しい存在ですよね。一番二次元に近い存在だったから、私が抵抗なく三次元へ興味を持てたのかなと思います。

その後もちまちまと洋画を観て西洋の美少年鑑賞をしてました。(『ヴェニスに死す』は最高)
ただ西洋の美少年には一点問題があって、成長が早い。洋画を観てこの子可愛いなーと画像を検索すると現在はすっかり顎の割れた青年になってたりするんですよね…。
あとオランダの美少年二人組のバンドも見つけたのですが、言葉が全く分からない…。
西洋の少年は見た目が二次元に最も近くて素敵だけど、その子自身の内面については詳しく分からないので一人一人にハマりはしませんでした。
そんな話をすると、日本の少年にハマれば?ジャニーズJr.は?と友人に言われたことが何度かありました。でもその時は、私は二次元の顔が好きだから、二次元の顔とは違う日本人の顔はあんまりなぁ…とか思っていました。それが数年後こんなことになるとは…人生何が起こるかわかりませんね。


理由その③

うたプリにハマったから。

これも結構な理由だと思います。元々私は少年漫画の男の子が大好きだったので、アイドルにはちょっと軟派なイメージがありました。だからアイドルという存在に惹かれることはあまりありませんでした。
うたプリはアニメをノリで見始めてゲラゲラ笑っていたんですけど、先輩組の存在を知ってしまい、滝壺に落ちるようにはまりました。音ゲーはとても苦手だけど、半泣きで音ゲーパートをやりました。4人中3人がツンデレ属性なんて反則技だよ!ズルいよ!好きだよ!

ここからは余談ですが(というか全てが余談みたいなものだけど)、ジャニーズにハマってみて、私はうたプリのキャラクターをアイドルとして見ていたわけではなくて、たまたまアイドルをしているキャラクターとして見てたんだなぁと気づきました。
三次元のアイドルは100%の素は結局分からないじゃないですか。素だと思っている部分もそうじゃないのかもしれない…。だから、アイドルとしての彼を好きになっていると言えると思います。
うたプリなどの二次元アイドル作品は、大抵主人公が素のアイドルと接するから素の姿を知ってます。だからそのキャラクターの素を好きになってるんだなって。
素が分かるか分からないかが三次元と二次元のアイドルの違いだと思いました。

ともあれ、アイドルという存在に目を向けた要因の1つであることは間違いありません。シャニオタからジャニオタになるとは思わなかったけど。


理由その④

スポーツ漫画の青春に滅法弱くなったから。

中学生からジャンプっ子だった私ですが、中高時代はあまりスポーツ漫画にはハマりませんでした。中高時代にすごく好きになったスポーツ漫画は、アイシールド21くらいですね。あの作品は胸を打たれるシーンや台詞が多くて今でも本当に大切な作品です。
それ以外のスポーツ漫画に対しては、今より涙腺が弱くないのもあり、そこまで感極まる気持ちはありませんでした。

それが大学生になり、急にスポーツ漫画のきらめきに心惹かれるようになりました。理由は分かりません。年齢的なものかもしれないし、世間的にも黒子のバスケ、ハイキュー、弱虫ペダルダイヤのAなどスポーツ漫画が流行し始めたのでちょうど私のツボに入るスポーツ漫画が増えたのかもしれません。
とにかく若い男の子たちが、前を向いて夢を追いかけるキラキラ感、貪欲に上を目指すギラギラ感、どんなに努力をしてもトップはたった1チームという切なく厳しい世界、このチームのメンバーで戦えるのはたった半年〜1年間という儚さ、魅力的なキャラクターたち…それらに心惹かれ、涙を流すようになっていました…。

特にハイキューは、作者の前作が好きだったのもあり、読み切り時から注目していました。読み切りが2回あって連載になったのですが、1回目の読み切りよりも次の読み切り、次の読み切りよりも連載、という風にドンドン面白くなっていき、これはすごい作品が始まった!と思ったものです。
ジャンプ漫画らしく、主人公は身長というコンプレックスはありながらも驚異のジャンプ力やスタミナを持っており、相棒は現状に満足せず上を目指し続ける天才という、やはり才能のある子たちです。しかし2人とも常に進化しようと貪欲に努力しているので、応援したくなる子たちです。
また、何よりも周囲の天才ではない人や一度逃げ出したことがある人たちの描き方がすごく良いと思います。一人一人の台詞が心に響きます。努力しても勝てるわけではない、天才になれるわけではない、という現実のつらさはありますが、温かく前向きになれる作品だと思います。

と、話が長くなりましたが、そういうわけで私はここ何年かずっとスポーツ漫画の青春に涙を流す日々を送っています。
そして、ジャニーズJr.の世界を知った時に、あっこれはスポーツ漫画の世界だ…!と思ったんですよ。若い男の子たちが、貪欲に上を目指してキラキラギラギラしてて、どんなに努力してもデビューできるのは一握り、美しく儚い世界…。(スポーツ漫画よりルールが不明瞭なところが辛いけれど)
Jr.の世界についてはまた後編で語ると思います。


理由その⑤

ジャニオタじゃない友達との間でラブホリ先輩ネタが流行ったから。

何がきっかけだったか忘れましたが、大学3年頃ジャニオタじゃない友人との間でラブホリ先輩が話題になりました。もしかしたら、握手会のレポがツイッターで流れてきたからかもしれません。
そんなわけでアニメしか録画しない私が、2013年夏に放送した伝説の『ラブホリ王子様』をうっかり録画して視聴しました。あまりの居たたまれなさに数話しか見れなかったんですけど、これがきっかけで中島健人はとにかくすごい存在として注目するようになりました。
ネタでコンサートに行ってみたいという気持ちもありました。今は本気でコンサートに行きたいのでネタで行きたいと言っていた当時の自分を殴りたいですけどね。今回のコンサートにはWelcomeしてもらえませんでした!!(泣)
 
でもこの頃はセクゾとキスマイがごっちゃになってて、中島健人がどちらのメンバーなのかさえなかなか覚えられませんでした。
今考えるとセクゾとキスマイは大分イメージが違うのに何故分からなかったんだろうと思うけど、デビューした時期が近かったからだろうなぁと思います。三次元にとても疎い人間でした。


理由その⑥

若手俳優に興味を持つようになったから。

これが一番の理由だと思います。
元々、私はいわゆる2.5次元ミュージカルに興味はありませんでした。もちろん中学時代からテニミュという存在はニコニコなどで知っていました。特に大学生になってたからはテニミュ好きの友人もいたので、DVDを見せてもらい面白いなとは思っていたのですが、二次元好きとしてはやはり二次元のキャラクターを三次元化されるのには抵抗がありました。失礼ながら、二次元のキャラクターを三次元の人が演じたらどうせ劣化するでしょと思っていました。

その価値観を変えてくれたのが、そう、ペダステ…!
友人からペダステのキャストの写真を見せてもらったときはとても驚きました。どうせ劣化するでしょと思っていたのに、私の好きな荒北靖友は三次元化でまさかの美化されている…!!すごい衝撃を受けました。原作では美形というわけではない荒北靖友が、三次元化されたら美形(鈴木拡樹)になっている。キラキラしてる。他の人も綺麗なお顔ばかりで、えっこれなら生で観たい…!という気持ちになりました。ちょうど友人がチケットを取ってくれたので、こうして2014年3月のペダステIH2日目から舞台というものに手を出し始めました。
(※本当の2.5次元舞台観劇デビューは、2014年1月のアムネシアのイッキ編です。)

ペダステをきっかけに、せっかくだし色々舞台に行ってみるか!と知ってる作品の舞台や鈴木拡樹を中心とした気になる若手俳優が出る舞台に足を運ぶようになりました。ちょうど就活中だったんですけど、だからこそ興味持ったことを我慢したくなくて。
その中でも特に後の私に影響を及ぼした作品が『八犬伝』とテニミュです。

八犬伝』 は玉城裕規好きの友人から誘われて観に行きました。玉ちゃんもすごく好みの役でキャーキャー言ってたんですけど(妖艶な女装姿で登場したけど実は野心に満ちた男らしい性格で一度で二度美味しい感じ)、中盤で突然登場した生意気な最年少役の高杉真宙くんに目を奪われました。役も顔も好みだったので、えっこの子気になる…とパンフ(やけに大きくて買うか悩んだけど真宙くんにつられて買った)の出演欄を見ると、ファブリーズのCMという文字が…!実は前からファブリーズのCMを見るたびに、長男の子綺麗!と母親と騒いでいたので、あーこの子だったのか…!とスッキリしました。
それまでテレビに出てる芸能人に注目したことはあまりなかったのですが、真宙くんがテレビの出演者に注目するきっかけになりました。ただ全部逃さず見るというほどのやる気はまだなかったのですが。
今も真宙くんに関してはゆるく追いかけてます。胸キュンスカッとは最高。闇狩人も観に行く予定です!鎧武も早く観るね。(私信)

そしてもう一つがテニミュです。
前述のようにテニミュという存在は以前から知っていたし、DVDも見たことがありました。それでもハマるというほどではなかったのですが、舞台に行き始めた身としてはやはりテニミュは行かなきゃな…!という義務感に駆られ、ちょうどその時やっていた2ndの全国立海戦の東京凱旋公演に、テニミュ初心者の友人と一緒に観に行きました。2ndの集大成が最初のテニミュとはどういうことだよって感じなのですが。
休憩2回のトータル4時間という長丁場でしたが、結果としてとっても楽しかった…!!本編のラストだからストーリーとしても盛り上がるし、純粋にエンタメとして面白かったし、若い男の子たちがキラキラしながら歌って踊るのを見るのが楽しかった!(ジャニオタの片鱗)
後ろの方の席だったのですが、DVDでは感じきれなかったグッと引き込まれる熱量を感じました。これが現場の力だ…。

全国立海戦が楽しすぎて、もっとテニミュに行きたい!11月のドリライにも行きたい!!と欲が出るようになってしまい、初心者なのに図々しいとは思ったのですが2ndテニミュを追い掛けて全国行脚してた友人に頼んでちゃっかりドリライに連れてってもらうことになりました。
ドリライは、友人と、同じく2ndテニミュを追い掛けてた友人の友人と一緒に行ったので、二人が感極まって度々泣き崩れてるのを見て、こんなキャストのことも分からない私が来て良かったのだろうか…とは思いましたが、もうとっても楽しくて…!歌って踊ってる若い男の子にペンラを振るのがあんなに楽しいことなんて知らなかったー!(ペンラを振ったのが人生2回目)ちなみに大体水色を振ってました。\勝つのは氷帝

キャストのファンだったら、テニミュをもっと知っていたら、もっと楽しかったのは間違いありません。でも、テニミュ初心者の私も原作は知ってるから好きなキャラにキャーキャー言えたし本当に楽しかった。またこういうキャーキャー言いながらペンラを振るイベントに行きたいなぁという気持ちが芽生えました。

友達が誘ってくれるならジャニーズのコンサートも行ってみたいという浅はかな気持ちも芽生えました。
チケットなんてそんな簡単に取れるかよ!って今チケットが取れなくて嘆いてる自分がツッコミを入れてるけど、バンドやアイドルなど三次元の人間のファンになったことがなく、ずっとコンサートなどに縁遠く生きてきた自分にとっては劇的な心の変化でした。テニミュってすごいね。
実は、その頃友人がセクゾのファンクラブに入る予定だからチケットが取れたら誘うねと言ってくれていたので密かに楽しみにしていたのですが、セクゾが3人体制になってしまい、友人がファンクラブに入るのを見送ったためコンサートに行くことは叶いませんでした。(今回のコンサートも、ファンクラブに入った私も友人もWelcomeしてもらえなかったので、結局まだ行けてません泣) ファンではない私でさえ3人体制はひどいなぁと思ったし、あのタイミングでセクゾに手を出す気にはあまりなれませんでした。辛そうで…。
セクゾがこのタイミングで3人体制になっていなければ私もデビュー組からジャニオタになるという正規ルートを歩めたのかなぁとも思いますが(笑)、タイミングって大事だから仕方ないね…。

そんなこんなで、2.5次元に手を出し始めた私でしたが、周囲からの「最近舞台にハマってるね」「若手俳優にハマってるね」という声には違和感もありました。確かに舞台やミュージカルの面白さを知って、せっかくだし、逃したら後で後悔しそうだし、と思って舞台に足を運び、実際に観劇して楽しかったのですが、私の中で心の底からハマっているという感覚はなかったからです。
確かに興味のある舞台俳優は何人かいて、気になった原因はやっぱり顔だけどブログを読んで性格も気になったりもしました。でも、本当に舞台俳優のことを好きな友人の「私の払ったお金で美味しいものを食べて欲しい」という発言を聞いた時、やっぱり私はそこまでの境地に至れていない、ファンというほどではない、と思いました。
私が楽しむという側面だけの好きだったというと言い方が悪いけれど、私にとって、要は貢ぎたいと思えるほど熱意を持った相手は三次元には居なかったのです。だから、舞台は楽しんではいたけど、どこか気まずさというか、自分のフィールドではないという意識がありました。

そんな中、運命の出会いが…!!!

というところで、そろそろ前半を終わりたいと思います。というか、終わりたい。なんとなく書き始めたは良いけれど全然終わりが見えなくて、しかもたまにしか続きを書かないせいで書き始めてから3、4ヶ月もかかってしまいました。出だしのノリと後半のノリが違うのはそういうわけです。
また、色や大きさの変え方には今日気付いたので、もっと工夫したかったけど今更何をどう変えていいか分からなくてこんな感じになりました。もっと小慣れたブログを書いてみたいですね。

前半では肝心のジャニーズJr.の話をほとんどしていませんが、後編では私の三次元最推し永瀬廉くん(ジャニーズJr.)に出会った経緯から底なし沼に落ちるまでを書きたいと思います!早めに書けるといいな!